費目分けに迷わない3つの視点|マネーフォワードMEカテゴリ設定ガイド
マネーフォワードMEでは、支出を「費目(カテゴリ)」ごとに分けて記録できます。でも、いざ使い始めると──「デフォルトの費目のままでいいのかな?」「自分に合った分け方ってどうやるんだろう」と迷ったことはありませんか。
わたし自身も最初は、なんとなくデフォルトの費目のまま使っていました。でも続けるうちに、「この費目、なんかしっくりこないな」と感じたり、マネーフォワードMEが自動で集計してくれた支出を見ながら「これ、結局どの費目にしたらいいんだろう」と迷う場面が出てきたんです。
そこで費目を自分用に見直してみたら、家計簿が「つけるだけ」から「見て役立つもの」に変わりました。
この記事では、費目(カテゴリ)の具体的な分け方を実践レベルでお伝えします。マネーフォワードMEの導入メリットや連携設定について気になる方は、こちらの記事もあわせてチェックしてみてください。
費目分けの基本の仕組みを理解する
大項目と中項目の関係
マネーフォワードMEの費目は「大項目」と「中項目」の2階層でできています。
大項目は、たとえば「食費」「住宅」「趣味・娯楽」といった大きな括り。中項目は、その大項目の中身をさらに具体的にした内訳です。「食費」の中に「食料品」「外食」「カフェ」を作る、というイメージですね。
ここで一つ注意したいのが、大項目は自分で追加することができないということ。編集できるのは中項目だけなんです。
とはいえ、これは工夫次第でカバーできます。わたしの場合、サブスクの支出をきちんと把握したかったので、使っていない大項目(通信費)を「サブスク管理用」として転用し、中項目に契約しているサービス名(YouTube Premium、Amazonプライムなど)をそのまま並べています。
こうしておくと、毎月何にいくら払っているのかが一覧でパッと見えるようになりました。
費目ごとの金額をチェックできる機能
マネーフォワードMEでは、「家計簿」画面でカテゴリをタップすると、月ごとの合計金額や12ヶ月平均の金額が確認できます。
この機能を知っておくと、次章でご紹介する「自分が把握したい費目」を考えるときの判断材料にもなります。
一度設定すれば自動で振り分けられる仕組み
もう一つ覚えておきたいのが、一度「このお店の支払いはこの費目」と設定しておけば、次回以降は同じお店での支出が自動でその費目に振り分けられるということ。
最初にひと手間かけておくだけで、あとの入力はぐっと楽になります。
分け方のコツ
費目を作り込もうとすると、つい細かく分けすぎてしまいがちです。でも実践してみてわかったのは、費目はシンプルなほうが続けやすいということでした。
分類が細かすぎると、入力のたびに「これはどっちだっけ」と迷う場面が増えます。迷いが増えると家計簿そのものが面倒になって、結局続かなくなってしまう…これでは本末転倒ですよね。
とはいえ、大まかにしすぎるのも考えものです。ある程度分かれていないと、あとで家計簿を見返したときに「結局どこを見ればいいんだっけ」と分からなくなってしまいます。
では実際、どこを基準に分ければいいのか。次の章で、わたしが意識している視点をご紹介します。
費目を分けるときの3つの視点
ここからは、費目を分けるときにわたしが実際に意識している3つの視点をご紹介します。
視点① 収支の性質で分ける
支出には「毎月かかるもの/不定期にかかるもの」「金額が変動するもの/固定されているもの」という性質の違いがあります。この視点で費目を整理しておくと、家計の見通しが立てやすくなります。
この分け方の考え方については、支出の4分類について詳しく解説する記事で改めてお伝えする予定なので、ここでは「そういう視点もある」ということだけ押さえておいてください。
視点② 自分が特に把握したい費目を設定する
家計簿の目的は、全部を細かく管理することではなく「自分が気になるところを見える化する」ことだと思っています。
たとえば「趣味にどれくらい使っているか気になる」なら、趣味関連の支出を独立した中項目にしてみる。「外食費が膨らんでいる気がする」なら、外食だけ切り出してみる。
固定費もその一つです。わたしの場合、水道光熱費は「ガス」と「水道」、保険は契約している商品ごと、サブスクは先ほどご紹介したようにサービスごとに、それぞれ中項目を分けています。
まとめて「固定費」として一括りにしてしまうと、実際どれがいくらかかっているのか見えなくなってしまうから。「これは1件ずつ金額を把握しておきたい」と思うものから、中項目にしていくのがおすすめです。
判断に迷ったら、「月々の合計金額や平均金額を知りたいかどうか」を基準にしてみるのもおすすめです。さきほどご紹介した機能を使えば、分けた費目ごとの金額をすぐに振り返れるので、「知りたい」と思うものから中項目にしていくといいと思います。
視点③ ライフステージで変動する費目を分ける
これは特に、将来の家計を考えるうえで意識しておきたい視点です。
支出の中には、ライフステージが変わるタイミングで自然と役目を終えていく費目もあります。
例:教育・養育費のケース
子育て中はこの費目の割合が大きくなりますが、それは今だけの特別な時期だからこそ。子育てに関わる支出は、大項目「教養・教育」にまとめておきましょう。
「教科書代」「塾代」「子育て用品(チャイルドシートなど子育てにしか使わないもの)」といった中項目を作っておくと、「子育てにはこれくらいかかっているんだな」ということが、後から振り返ったときにもわかりやすくなります。
例:住居費のケース
住宅ローンの返済は「完済までの期間限定の支出」である一方、住宅の維持費(管理費・修繕費・固定資産税など)はローン完済後もずっと続きます。
この2つ、家計簿上では大項目「住宅」としてまとめて見てしまいがちですが、中項目レベルで「ローン返済」と「維持費」を分けておくと、将来「ローンがなくなったら、支出はいくら減るのか」がひと目でわかるようになります。
分けすぎないための工夫
視点①〜③はいずれも「分けた方がいい」という話でしたが、増やしすぎると入力の手間が増えてしまいます。
そこでおすすめなのが、「お店」を軸にまとめてしまうこと。たとえば「スーパーAでの買い物は食費」「ドラッグストアでの支払いは日用品費」というように、購入先を軸にしておくと、さきほど紹介した自動振り分けの仕組みが働きやすくなり、家計簿にかかる手間がぐっと減ります。
実践ステップ:中項目を追加してみよう
考え方が整理できたところで、実際にスマホアプリで中項目を追加する手順を簡単にご紹介します(※OSによって多少画面表記が異なる場合があります)。
- ホーム画面の「入力」から、家計簿の手動記録画面を開く
- カテゴリ欄をタップして、追加したい大項目を選ぶ
- 中項目の一覧画面から「カテゴリ追加」をタップする
- 追加したい中項目名を入力して登録する
「自分が把握したい費目」や「ライフステージで変わる費目」を1つか2つ、試しに作ってみることから始めてみてください。たとえばサブスクなら、まずは気になっているサービスだけ中項目として切り出してみる、というくらいの小さな一歩でOKです。
なお、中項目の並び替えや、複数の費目をまとめて管理する「グループ機能」など、もう一歩踏み込んだカスタマイズについては別記事で詳しくご紹介予定です。
まとめ
費目分けに、決まった正解はありません。大項目も中項目も、「何のために知りたいか」を自分に問いながら組み立てていくものです。
ここまで、連携設定から費目分けまで、マネーフォワードMEを使った家計簿の基本をお伝えしてきました。
実際に家計簿を触りながら、少しずつ自分に合った形に育てていきましょう🌱
